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中古住宅の購入後に雨漏りを発見したら?購入前にチェックするポイントもご紹介!

中古住宅の購入後に雨漏りを発見したら?購入前にチェックするポイントもご紹介!

2023/09/18

雨漏りがあると、生活に支障をきたしたり、見栄えが悪くなったりしてしまいます。
中古住宅の購入を検討されている方で、雨漏りを発見した場合誰が修理するのか、疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、瑕疵担保責任の基礎知識と、中古住宅の購入前にチェックするべきポイント、中古住宅の雨漏りの有無を確認する方法をご紹介します。

 

□中古住宅の購入後に雨漏りを発見した場合の瑕疵担保責任は?

 

中古住宅を購入した後に雨漏りを発見した場合、売主に直してもらえるのか、それとも自分で直す必要があるのか、気になりますよね。

まず、瑕疵担保責任とは、契約の目的物に、瑕疵(基本的な品質が欠けている欠陥)がある場合は売主の責任になることです。

中古住宅の売買契約の内容にもよりますが、基本的には売主に直してもらえます。
中古住宅においても、瑕疵担保責任が適用されます。
売主が不動産会社の場合は、引き渡しから2年の瑕疵担保責任がつくことが一般的です。

 

しかし、売主が故人の場合は、長期的な責任追及は難しくなります。
2~3カ月で免責となる場合が多いようです。
売主の瑕疵担保責任が適用される期間が過ぎた後で雨漏りを発見しても、売主に直してはもらえません。

また、特約で雨漏りが免責となっている契約もあるため、重要事項説明書や売買契約書を確認しておきましょう。

 

□中古住宅の購入前にチェックするべきポイントとは?

 

中古住宅の購入前にチェックするべきポイントを、3つご紹介します。

 

*屋根

 

屋根のチェックポイントは、以下の通りです。

・屋根材のひび割れやずれの有無
・谷樋板金の状態
・瓦屋根の漆喰の崩れ
・屋根裏の劣化状況
・小屋裏の雨染みの有無

 

小屋裏をのぞける場合は、野地板や天井裏の雨染みの有無を確認してください。
雨染みを発見した場合は、補修済みかどうかを確認して、1年以上の瑕疵担保責任を求めてリスクを回避することが重要です。

 

*外壁

 

外壁のチェックポイントは、以下の通りです。

 

・外壁材のひび割れの有無
・コーキング材のひび割れや剥がれ
・外壁材の重なり部分の隙間
・外壁材の塗装の劣化状況
・窓周りの劣化状況

外壁のコーキング剤の劣化状況は方角ごとに進行度合いが異なるため、全ての方角をしっかり確認する必要があります。

 

*ベランダ

 

ベランダのチェックポイントは、以下の通りです。

・防水層のひび割れ
・排水土廉の劣化状況
・窓周りのコーキングの劣化状況
・外壁とベランダの隙間
・笠木や手すりの隙間

防水層のひび割れは雨漏りに直結するため、特に注意しましょう。
防水層のメンテナンスを行った時期について、確認してください。

 

□中古住宅の雨漏りの有無を確認する方法をご紹介!

 

先程ご説明したように、購入後に雨漏りを発見した場合、必ずしも売主に直してもらえるとは限りません。
中古住宅に雨漏りがあるかどうか、できれば購入する前に確認しておきたいですよね。
ここでは、中古住宅の雨漏りの有無を確認する方法を3つご紹介します。

 

1つ目は、自分で確認する方法です。
過去に雨漏りがあった場所や現在雨漏りがある場所は、シミや変色などの跡が残っています。
そのため、物件を見学する際に、天井や室内の壁を隅々まで確認することで、雨漏りの有無を判断できます。

また、破損している瓦や、劣化により白茶色に変色した屋根材などは、雨漏りの原因となる可能性があります。
購入前に中古住宅を見学する際は望遠鏡を使って、屋根材の傷み具合も確認することをおすすめします。

 

2つ目は、ホームインスペクションで確認する方法です。
ホームインスペクションとは、専門家が住宅の不具合を検査してくれる住宅診断のことです。
雨漏りを含め、中古住宅の欠陥を確認できます。
ホームインスペクションには5~8万円の費用がかかり、購入前に実施するためには売主の承諾が必要です。

ホームインスペクションには保証が付き、調査で雨漏りがないと診断されたにもかかわらず購入後に雨漏りが発見された場合は、修理費用が補償されるため、安心感につながります。

 

3つ目は、フラット35の物件検査で確認する方法です。
フラット35は優良な住宅を購入する場合にのみ融資が実行されます。
フラット35を利用しながら中古住宅を購入する際は、物件検査を行う必要があります。

物件検査とは、購入予定の住宅の構造や耐震性、劣化状況などを確認する検査であり、オプションで雨漏りの調査を追加できます。
つまり、フラット35を利用しながら中古住宅を購入する場合は、雨漏り調査のオプションを追加して物件検査を行うことで、雨漏りの有無を確認できるのです。

 

□まとめ

 

中古住宅の購入後に雨漏りを発見した場合、瑕疵担保責任で売主に直してもらえる場合もあれば、売買契約の内容によっては自分で直す必要があります。
ご自分で確認したりホームインスペクションを利用したりしながら、屋根や外壁、ベランダを入念にチェックして、雨漏りがある場合は早めに対処しましょう。

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