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中古住宅の瑕疵保険とは?メリットや加入する際の注意点をご紹介します!

中古住宅の瑕疵保険とは?メリットや加入する際の注意点をご紹介します!

2023/06/25

中古住宅の瑕疵保険についてご存じでしょうか。
購入後に不具合を発見した場合の対処法を事前に知っておけば安心ですよね。
そこで今回は瑕疵保険の仕組みと買主にとってのメリット、加入する際の注意点をご紹介します。
中古住宅の購入を検討している方は、要チェックです。

 

□瑕疵保険の仕組みをご紹介!

 

中古住宅の瑕疵保険とは消費者保護を目的につくられた保険制度で、正式名称は「既存住宅売買瑕疵保険」と言います。
加入していれば購入後に中古住宅に不具合が見つかっても、保険機関が売主の代わりに補修費用を負担してくれます。

基本的に「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」が保証の対象となります。
保険の種類にもよりますが、基本的に保険期間は1~5年、支払金額の上限は500万円もしくは1000万円です。
保険法人によって保険の対象となる部分や保険機関は異なるため加入前に確認しましょう。

 

また、瑕疵保険は売主が宅建業者の場合と個人の場合で内容が異なります。
どちらの場合も保険法人が保険金を支払います。

売主が不動産会社を含む宅建業者の場合、宅建業者が保険を申し込み、建物の事前検査をします。
この場合、保険期間は5年間もしくは2年間です。
物件の引渡し後に不具合が見つかったときは宅建業者へ補修費が支払われます。
売主である宅建業者が倒産した場合は買主へ直接保険金が支払われます。

 

売主が宅建業者以外の個人の場合、第三者の検査機関が保証者となります。
依頼を受けた検査機関が保険を申し込んだ後、建物の事前検査が行われます。
この場合、保険期間は5年間もしくは1年間です。

物件の引渡し後に不具合が見つかったときは検査機関に補修費が支払われます。
検査機関が倒産した場合は買主へ直接保険金が支払われます。

 

□瑕疵保険の買主にとってのメリットとは?

 

瑕疵保険で買主が得られるメリットを、3つご紹介します。

 

*不具合があった場合のトラブル防止

 

まず、不具合があった場合のトラブルが少ないことがメリットとして挙げられます。
万が一購入後に不具合を発見した場合に備えて、しっかり補償を受けられるよう準備しておきたいものです。

購入から時間が経っていると住宅に不具合があり修繕費用を請求したくても、売主である不動産会社が倒産していたり、個人の支払い能力がなくなっていたりする場合があります。
このようなトラブルを防ぎたい場合は加入することをおすすめします。

 

また、法律や契約で指定された期間よりも長く、最長5年の補償を受けられます。
保証期間が長いと安心して住宅に住めるでしょう。

さらに、不具合があったときは保険会社がやり取りするため、当事者同士のやり取りが不要なこともメリットです。
当事者同士ではなく保険会社がやり取りすることで手続きもスムーズに進むでしょう。

 

*事前検査を受けている

 

加入するためには新耐震基準に適合していること、事前検査を受けて合格することが必須です。
検査で不具合が見つかった場合は、加入前に修繕する必要があります。

事前に検査を受けている物件なら、不具合が見つかる可能性も低いでしょう。
住み心地の良い住まいにするためにも品質が保証された物件を選びたいものです。
物件の品質や耐震性が保証されているため、安心して購入できます。

 

*税制優遇

 

住宅を購入する際には税制優遇措置を適用できる場合があります。

例えば住宅ローン減税の場合、中古住宅だと築25年(非耐火構造の場合は20年)以内であるという条件がありますが、瑕疵保険に加入していれば、一定の耐震基準を満たすとして住宅ローン控除を適用できます。
他にも、マイホーム買い替え特例、不動産取得税の特例なども対象となる場合があります。

 

□瑕疵保険へ加入する際の注意点をご紹介!

 

瑕疵保険によってメリットを得られる一方で、考慮しておきたい点もあります。
瑕疵保険へ加入する際の注意点を、2つご紹介します。

 

*事前検査の期間

 

加入するためには検査員による事前検査を受け、合格する必要があります。
定められた基準を満たしていない場合は、その部分を補修して再検査を受けなければなりません。
事前検査が長引くと入居の調整が必要となる可能性があります。

仕事や学校の都合で、引っ越し時期のご希望がある方もいらっしゃるでしょう。
ご希望の入居時期がある場合は、注意が必要です。

 

*保険の対象が限られる

 

上記でも説明した通り、瑕疵保険の対象は限られています。
対象範囲を広げることも可能ですが、対象とならない部分には別の対策が必要となります。
瑕疵保険ですべての不具合や欠陥を補えるわけではないことを考慮しながら、それぞれの住宅のニーズに合わせて瑕疵保険の加入を検討することが重要です。

 

□まとめ

 

今回は、瑕疵保険の仕組みと買主にとってのメリット、加入する際の注意点をご紹介しました。
瑕疵保険に加入することで万が一不具合があったときのトラブルを防止でき、物件の安心感や税制優遇の面でもメリットがあります。

一方で、事前検査が必要なこと、保険の対象は限定されていることを念頭に置いて検討しましょう。

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